停滞期は“体の防衛反応”|ダイエットが止まる理由と乗り越え方

停滞期は“体の防衛反応”

ダイエット専門のパーソナルトレーニングジム「フレイム」の二見和浩です。

このブログでは、フレイムでの日常やさまざまな取り組みについて、カズさん目線でお伝えしていきたいと思っております。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、HPでも紹介させていただいている通り、現在さゆり様という生徒様がフレイムでリアルタイムにダイエットを頑張っていらっしゃいます。先日、月に1回の計測日だったのですが、3ヶ月を終えたところで体重があまり動かない状態、いわゆる「停滞期」を迎えました。今回は、ダイエッターであれば誰でも経験する「停滞期」についてお話したいと思います。

「停滞期とは」

まずは停滞期というものがどういうものなのか?
皆様の中には「停滞期は経験したことがない」という方もいらっしゃるかもしれません。

停滞期は個人差もあり、すべての人に訪れるわけではありません。

ちなみに私も22kgのダイエットをする中で、一度大きな停滞期を経験しており、3週間全く体重が動かなかったという記憶があります。

一般的には、ダイエットを始めて体重の5%〜10%を失ったときに起こるとされています。

「停滞とは体の防衛反応」

言えることは、停滞期は「体が脂肪が減っていることに気づき、それを防衛しようとして体を守る期間」ということです。

脂肪はエネルギーの塊です。皆さんにとっては脂肪は早く落としたい、体型を崩してしまうものに見えるかもしれませんが、体にとってはとても大切なものです。
何かの原因で食べられなくなってしまったとき、長く命を維持するために蓄えられたいわゆる「貯金」のようなものなのです。

せっかく貯めた貯金がどんどん減ってしまうわけですから、体が危機感を持つのは当然です。
そしてそれに対抗するために支出を減らして貯金を守ろうとします。これが「停滞の原因」です。

脂肪が失われるのを防ぐために代謝を下げ、これ以上脂肪が減らないようにしてしまう。
「停滞期」は、体を守るために起きていたのです。これは少し驚きですよね。

「停滞期はいつ終わる」

では、停滞期はいつ終わるのでしょうか?
これに関しても、どこを探しても明確な答えは見つかりません。

入るときも出るときもいつかわからない——それが停滞期。
それゆえ、ダイエッターのやる気を削いでしまったり、途中で諦めてしまったりする原因になるのです。

ただ一つ言えることは、「必ず停滞期は終わる」ということです。

ダイエッターにとって最も頭を悩ませ、断念する原因を作っている「停滞」という現象ですが、大原則として「必ず終わる」ということを知っておいてほしいのです。

そして、それを知っているということがさらなるダイエットのモチベーションにつながれば、ダイエットはより成功に近づくと思います。

世界屈指と呼ばれる高い山に登るとき、アルピニストと呼ばれる登山者は何回にも分けて低酸素状態に体を慣らすために「高度順応」という作業を繰り返します。
一気に登ってしまえば体は順応できず、体調を崩してしまい頂に到達することはできません。

ダイエットの頂に到達するためにも、そこに至るまでにはさまざまな手順があります。
それをしっかり踏まえたうえで、途中で諦めず最後までモチベーションを保てた人だけが成功の喜びを得ることができるのです。

「ダイエットは2人3脚で行うから成功する」

フレイムのさゆり様にも、停滞期間中の心構えや停滞中にできること、停滞を抜けるときに注意すべき点などを何度もお伝えしています。
繰り返し聞くことで焦ることなく現状を受け入れ、停滞期を「通過点」として迎えることができます。

1人だと不安で大きなストレスを抱えてしまう場面ですが、トレーナーとの2人3脚だからこそ迷わずゴールへ向かうことができます。

これからもさゆり様のダイエットの進み具合を、ぜひHPでチェックしていただき、目標達成まで応援していただけると嬉しいです。

皆様のダイエットが成功することを心から願っております。

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女性専用パーソナルジム フレイム:医療×トレーニング×定額制

二見 直子:元看護師・助産師としての医療知識を活かし、安全で安心の指導を担当。
二見 和浩:15年以上のトレーニング経験をもとに、効果的で結果の出る指導を担当。

医療の知識とトレーニングの専門性、そして夫婦ならではの温かいサポートで、沖縄の女性の「健康」と「美しさ」をトータルで支えます。

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