便秘とダイエットの関係|原因と改善方法を専門トレーナーが解説
ダイエット専門パーソナルトレーニングジム FLAME(フレイム) 二見和浩
こんにちは、ダイエット専門のパーソナルトレーニングジム「フレイム」の二見和浩です。
このブログでは、フレイムでの日常やさまざまな取り組みを「カズさん目線」でお伝えしていきたいと思います。
最近、生徒様から便秘に関するご質問を複数いただきました。今回は便秘について、少し詳しく解説いたします。
便秘について
皆さまは便秘になったことがありますか? また、それがどのくらい続き、どのように解消されたかを覚えていますか?
一言で「便秘」といっても、原因は人それぞれで、複数の要因が絡み合って発生します。そのため改善が難しいケースも少なくありません。
便秘になったきっかけや、解消したときの方法を明確にしておくことで、あなた自身に合った対処法を見つける助けになります。
便秘の起こる原因
- ① 水分不足
- ② 食物繊維不足
- ③ 運動不足(腹筋の低下)
- ④ 食リズムの乱れ
- ⑤ 排便の我慢
- ⑥ 睡眠不足・生活習慣の乱れ
- ⑦ ストレスなどによる自律神経の乱れ
- ⑧ 加齢による蠕動運動の低下
- ⑨ 薬の副作用
- ⑩ ホルモンバランスの乱れ
このように、便秘は心と体、そして生活習慣のすべてに関わる問題であることがわかります。
「便秘は体からのサイン」です。軽く考えず、生活を見直すきっかけにしてください。
便秘になりやすい人チェックシート
次の項目で、あなたの生活習慣をチェックしてみましょう。
- 朝食を抜くことが多い
- 水分をあまり取らない
- 外食やコンビニ食が多い
- 野菜をあまり取らない
- 白米やパンなど精製炭水化物が好き
- 揚げ物や肉類を多く食べる
- 食事の時間が不規則
- 夜食を取る習慣がある
- おやつに甘いものを食べる
- 食事中にあまり噛まない
- 運動不足である
- デスクワーク中心の仕事だ
- 腹筋に力が入りにくい
- お腹が張る感じがある
- ガスが溜まりやすい
- 排便時に強くいきむ
- コロコロ便が多い
- 排便後もすっきりしない
- 数日出ないことがある
- 便に血が混じることがある
- トイレを我慢することが多い
- 外出時に排便しづらい
- 睡眠時間が短い(6時間以内)
- ストレスを感じやすい
- 緊張でお腹が痛くなる
- 自律神経の乱れを感じる
- 食事が少ない方だ
- 薬を服用している
- 冷え性で手足が冷たい
- 生理周期が乱れている
10項目以上当てはまる場合は便秘症の可能性が高く、15項目以上の場合は慢性便秘症の疑いがあります。早めの改善を心がけましょう。
便秘と肝臓の怖い関係
便秘の本当の恐ろしさは、肝機能の低下にあります。便が長く腸内に留まると、腐敗が進み腐敗液が発生します。大腸は水分を吸収する器官のため、この腐敗液を体内に吸収してしまうのです。
吸収された腐敗物質は血液を通じて全身を巡り、慢性的に続くとアトピーやリウマチ、膠原病、橋本病、糖尿病など、自己免疫疾患を引き起こす原因になります。
体はそれらの毒素を処理するために肝臓に解毒を指示しますが、長期間続くと肝臓に大きな負担がかかり、やがて肝機能障害や肝硬変へと進行してしまいます。
肝臓は薬やアルコール、脂肪の分解も担う重要な臓器です。機能が低下すると代謝が落ち、痩せにくくなるのもこのためです。
「便秘=太りやすい」というのは単なる迷信ではなく、科学的な根拠があるのです。
まとめ
便秘は単なる不快感ではなく、体全体の健康やダイエット結果にも直結します。体のサインを見逃さず、生活リズムや食習慣を整えることが大切です。
健康は「当たり前」ではありません。毎日の小さな意識が未来の健康を作ります。
皆さまのダイエットが成功し、健やかな体を手に入れられることを心から願っています。