風邪が治りかけの運動はオッケー?免疫と運動の関係
ダイエット専門のパーソナルトレーニングジムフレイムの二見和浩です。
このブログではフレイムでの日常やさまざまな取り組みについて、カズさん目線でお伝えしていきたいと思っております。
今回は生徒様からの質問ではないのですが、トレーニングを指導していてよく感じることがありますので、皆様とシェアしたいと思います。
風邪が治りかけの運動はどこまでオッケーか?
よく生徒様で「ちょっと風邪気味なのですが、体調は悪くないのでトレーニングはできると思います」とジムにいらっしゃる方がいます。
結構な頻度でいらっしゃるので、運動において風邪や気管支炎などの感染症はどこまでオッケーなのか?ということについてお話いたします。
お仕事や学校であれば、ある程度無理をしてでも出社して周りに迷惑をかけないように仕事をこなさないといけない方もいらっしゃるでしょう。
風邪が治りかけであっても運動はしてはいけません
では、頑張って仕事に行けるレベルであればジムでの運動もオッケーだと思いますか?
答えはノーです。
皆様はウイルスがどれくらい体の中にとどまっているかご存知でしょうか?
例えばコロナウイルスの研究では、感染者の42%が14日以降も陽性判定が続き、そのうちの14%は90日以上にわたって陽性反応が出たと記されています。
インフルエンザや風邪とされる感染症でも14日間は体の中にウイルスや菌がとどまっている状態が継続されるとあります。
要は、症状として収まったとしても2週間程度はまだ体の中では免疫がウイルスと戦っている状態だということを示しています。
完全に体からウイルスを除去できていない状態で免疫力が低下するとどうなるか?
ウイルスの繁殖は攻勢に転じ、また体に風邪の症状をもたらしてしまいます。つまり風邪のぶり返しです。
免疫力が下がる原因
ではどういう時に免疫力が衰えてしまうのでしょうか?
まずは、ストレス過多の場合、過剰な運動、冷えや喫煙、生理中や高年齢によっても免疫が下がるとされています。
ここから考えられることは、風邪を引いているのに会社で仕事をするのは周りにも迷惑になりますが、ストレスで風邪を長引かせる原因になる場合があるということです。
また、風邪の治りかけであっても過度な運動は免疫を低下させ、風邪のぶり返しを引き起こす可能性があるということ。
生理中なども免疫が下がるので、過ごし方を考えるべきということが言えると思います。
運動は健康な状態であれば体を強くしてくれたり、充実した感情をもたらしてくれたりととても良い影響を与えてくれますが、病中や病後は慎重に見極める必要があると思います。
体の声に耳を傾ける大切さ
ご自分の体のことなので、無理をすればどうなるかこれまでの経験でわかっているはずなのですが、自分の体を過信している方が多いようです。
体はとても繊細にできています。心とも深くつながって自律神経やホルモンなどを調整し、そのバランスを保っています。
しっかりと体の声に耳を傾けて、体の声を聞いてあげてください。
健全な体には健全な心が宿ると信じています。